結露発生の仕組み
1.室内側の「ガラス表面温度」が、「露点温度(水蒸気が飽和状態となる温度)」以下の時、
結露は発生しやすくなります。
2.「ガラス表面温度」、「露点温度」は、「室内温度」、「室外温度」、「室内相対湿度」、
「ガラスの熱貫流率(熱の伝えやすさ)」から計算することができます。
3.結露が発生しやすい状況は、上記の数字からの計算で推定することができますが、
結露発生のメカニズムには人為的原因(例:窓の断熱、壁断熱等)が大きいため、
結露しにくいと計算上判定されても、結露が発生する可能性があることを御了解ください。
結露発生の防止方法
1.ガラスの断熱性能を高める
熱貫流率の低い(断熱性能の高い)エコガラスは、結露防止に有効です。
2.室内の湿度を低くする
室内の水蒸気の発生を少なくすることにより、結露発生の恐れを小さくすることができます。
3.適度に換気を行い、室内の水蒸気発生を抑える
湿度が低くなる→水蒸気量が減る→露点(飽和水蒸気点)低下→ガラスの表面温度が露点より高くなると結露発生の恐れが小さくなる。